その他
防衛省から管理下にない核燃料物質の発見について報告を受けました
ID: NRA078500203

本日、原子力規制委員会(以下、「当委員会」という。)は、防衛省から核燃料物質の存在が自衛隊基地等4か所で発見されたとの報告を受けましたのでお知らせいたします。 なお、発見された核燃料物質による自衛隊員や一般の方の放射線障害のおそれ及び外部への放射性物質の影響はありません。

公開日
2012年12月14日

(1) 三沢市大空ひろば(青森県三沢市) (2) 航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市) (3) 航空自衛隊浜松基地 浜松広報館及び実習教場(静岡県浜松市) (4) 航空自衛隊新田原基地(宮崎県児湯郡新富町)

ウラン合金(劣化ウラン92%含有):ウラン量で最大約2.3Kg (発見場所(1)約459g、同(2)約459g、同(3)約918g、同(4)約459g)

防衛省は関東航空計器(株)から劣化ウランが含まれる航空機のモータ部品が発見されたとの連絡を受け、平成24年11月7日~15日に航空自衛隊基地等を調査したところ、同一部品を発見。発見後、同省は当該部品を金属製の容器に入れて遮へいし、自衛隊基地内の倉庫で保管。(三沢市大空ひろばで発見されたものは三沢基地へ移動し保管。) 平成24年12月14日、当委員会に当該部品を発見したことを報告。

航空自衛隊基地等4か所では、これまで当該部品が機体に組み込まれた状態で展示されていたが、常時人が機体付近にいることはなく、最も人が近づく場所での線量率は最大約0.230マイクロシーベルト毎時(バックグラウンド値を除く。)とのことです。 航空自衛隊浜松基地の実習教場で発見された部品の表面線量率は約1.685マイクロシーベルト毎時(バックグラウンド値を除く。)で、当該部品を使用するのは年間 10時間程度(約30分の実習授業を年20回程度実施)と短く、これ以外は実習教場への出入口を施錠していたため、自衛隊員等が近づくおそれはないとのことです。 また、今回発見した部品は、その後、それぞれ金属製の容器に入れて遮へいし、施錠管理されている倉庫で保管中とのことです。 以上のことから、自衛隊員や一般の方の放射線障害のおそれ及び外部への放射性物質の影響はありません。

当委員会は、本日同省から報告を受け、当該部品に核燃料物質が含まれていることから、同省に対して安全確保の措置状況等を聴取し、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第52条の規定に基づく使用承認申請の手続きを速やかに行うよう要請するとともに、引き続き適切な管理を行うよう求めました。

担当
担当原子力規制庁 原子力防災課事故対処室室長:古金谷 敏之担当:坂本、小澤電話:03-3581-3352(代表)03-5114-2121(直通)安全規制管理官(試験研究炉・再処理・加工・使用担当)付研究炉・使用施設規制企画官:中矢 隆夫担当:池田、北條電話:03-3581-3352(代表)03-5114-2115(直通)
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