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関東航空計器株式会社から管理下にない核燃料物質の発見について報告を受けました
ID: NRA078500112
本日、原子力規制委員会(以下、「当委員会」という。)は、関東航空計器株式会社から核燃料物質の存在が同社工場内で確認されたとの連絡がありましたのでお知らせいたします。 なお、本事象に伴う同社社員等への被ばく及び外部への放射性物質の影響はありません。
公開日
2012年11月06日
神奈川県藤沢市 関東航空計器株式会社 工場
ウラン合金(劣化ウラン92%含有):ウラン量で約42.7kg
平成24年8月27日、関東航空計器株式会社はサーベイメータを用いて工場内の放射線量を測定していたところ、ウラン合金が含まれたモータ部品を金属製の箱に入った状態で発見。同社では発見後直ちに、通常人が立ち入らない倉庫に当該部品を搬送。 平成24年10月9日、同社から当委員会へ連絡があり、当委員会は安全確保の措置の実施と専門分析機関による分析を同社に要請。 平成24年11月6日、同社は当委員会へ当該部品に劣化ウランが含まれていることを報告。
ウラン合金の入った金属製の箱の表面線量は12マイクロシーベルト毎時ですが、周囲をコンクリートブロックで囲んでおり、箱から1メートル離れた地点での放射線量は0.13マイクロシーベルト毎時でバックグラウンドと同程度です。同社では、現在、当該部品を出入り管理されている倉庫に保管しており、同社社員等への被ばくのおそれや外部への影響はありません。
当委員会は、本日同社からの報告を受け、分析結果によると当該部品に核燃料物質が含まれていることから、同社に対して安全確保の措置状況等を聴取し、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(原子炉等規制法)第52条の規定に基づく使用許可申請の検討を行うよう要請するとともに、引き続き適切な管理を行うよう求めました。
担当
担当原子力規制庁 原子力防災課事故対処室室長:古金谷 敏之担当:坂本、小澤電話:03-3581-3352(代表)03-5114-2121(直通)安全規制管理官(試験研究炉・再処理・加工・使用担当)付研究炉・使用施設規制企画官:中矢 隆夫担当:池田、北條電話:03-3581-3352(代表)03-5114-2115(直通)
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