その他
東京電力株式会社「福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画」の一部補正を受領しましたので公表します
ID: NRA078400278

原子力規制委員会は、平成24年11月7日に、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭和32年法律第166号)第64条の2第1項の規定に基づき、東京電力株式会社福島第一原子力発電所に設置される原子炉施設を特定原子力施設に指定し、同法第64条の2第2項の規定に基づき東京電力株式会社(以下「東京電力」という。)に対して「措置を講ずべき事項」を示し、実施計画を提出することを求めました。 本日、前回(平成25年5月15日)の一部補正に続き、これまでの特定原子力施設監視・評価検討会等における議論を踏まえた実施計画の一部補正を東京電力から受領しましたので、公表します。 また、実施計画の内容を補足する資料(別冊集)についても補正がありましたので、あわせて公表いたします。 原子力規制委員会は、引き続き実施計画について、特定原子力施設監視・評価検討会等における検討結果を踏まえ、その内容を審査してまいります。

公開日
2013年06月11日

1.「Ⅰ 特定原子力施設の全体工程及びリスク評価」 (1)「1 全体工程」   ○「1.2 5・6号機の工程」    -5・6号機 中期スケジュールの記載を適正化 2.「Ⅱ 特定原子力施設の設計、設備」 (1)「1 設計、設備について考慮する事項」   ○「1.13 緊急時対策」    -火災等が発生した際の安全避難経路について追記 (2)「2 特定原子力施設の構造及び設備、工事の計画」   ○「2.1 原子炉圧力容器・格納容器注水設備」    -流量調整弁への接触防止に対する考慮について追記    -溶接部の健全性に対する考慮について追記    -既設設備の耐震性に原水地下タンクを追記    -工事の確認事項に関する項目を追記   ○「2.2 原子炉格納容器内窒素封入設備」    -危険物の保管方法の記載を明確化    -溶接部の健全性に対する考慮について追記    -系統仕様にあわせて最高使用圧力の記載を統一化    -系統の運用状況にあわせて系統概略図(添付資料-1)の記載を最適化   ○「2.3 使用済燃料プール設備」    -溶接部の健全性に対する考慮について追記    -電動ポンプの仕様を追記    -漏えい拡大防止設備概要図(添付資料-3)の記載を修正   ○「2.4 原子炉圧力容器・格納容器ホウ酸水注水設備」    -溶接部の健全性に対する考慮について追記   ○「2.5 汚染水処理設備等」    -地下貯水槽の運用見直しに伴う記載変更    -降水量が多い場合の評価を現状にあわせて更新   ○「2.7 電気系統設備」    -小動物侵入防止対策を追記    -停電対策の実施結果を単線結線図等へ反映    -5・6号機工事計画を単線結線図へ反映   ○「2.8 原子炉格納容器ガス管理設備」    -溶接部の健全性に対する考慮について追記    -凝縮配管室空調機ユニットの耐震評価を追記(添付資料-2)   ○「2.9 原子炉圧力容器内・原子炉格納容器内監視計測器」    -機器の故障への対応に係る記載を追記   ○「2.10 放射性固体廃棄物等の管理施設」    -今後3年間の廃棄物の想定発生量と保管容量を追記   ○「2.11 使用済燃料プールからの燃料取り出し設備」    -4号燃料取り出し設備の工事に係る確認項目について追記   ○「2.14 監視室・制御室」    -シールド中操の耐震設計規格基準を追記(添付資料-2)   ○「2.15 放射線管理関係設備」    -エリア放射線モニタ及び排気設備について追記   ○「2.16 放射性液体廃棄物処理施設及び関連施設」    -地下貯水槽の記載を削除    -工事計画を更新   ○「2.18 5・6号機に関する共通事項」    -5・6号機の耐震性について新たに記載(添付資料-2)   ○「2.19 5・6号機 原子炉圧力容器」    -冷却材圧力バウンダリを構成する機器について記載の適正化(添付資料-1)   ○「2.32 5・6号機 電源系統設備」    -設備の増強について新たに記載(添付資料-3)   ○「2.33 5・6号機 放射性液体廃棄物処理系」    -メガフロート係留場所の津波に対する考慮について新たに記載(添付資料-6 3.「Ⅲ 特定原子力施設の保安」 (1)「第1編(1号炉、2号炉、3号炉及び4号炉に係る保安措置)」   -本店の組織改編に伴う変更(第4条他)   -原子炉主任技術者の体制の変更(第8条他)   -記載の明確化(添付2)   -滞留水移送設備の当直への移管に伴う変更(第26条他)   -記載の適正化(第68条、第81条) (2)「第2編(5号炉及び6号炉に係る保安措置)」   -本店の組織改編に伴う変更(第4条他)   -原子炉主任技術者の体制の変更(第8条他)   -記載の明確化(添付2-1)   -滞留水移送設備の当直への移管に伴う変更(第5条) (3)「第3編(保安に係る補足説明)」   ○「1.2 火災への対応」   -施設設計の基本思想を記載。また、やむを得ず、基本的な考え方から外れる場合の処置について記載   -課題検討後に、優先順位を考慮し計画的に対策を講じることを追記   -回収後の危険物、車両から抜き取った油・バッテリーを発電所構内に保管することについて記載   ○「2.1 放射性廃棄物等の管理」   -「2.1.1 放射性固体廃棄物等の管理」に、ドラム缶の仮置き期間(平成24年12月から約3年間)後に既設の     固体廃棄物貯蔵庫または新たな地下構造を有する固体廃棄物貯蔵庫へ今後移動する旨追記   ○「3.1 放射線防護及び管理」   -放射線業務従事者線量限度について、5年間の線量限度等に関する記載を追記   -5号機及び6号機の中央制御換気系について、非常用のチャコールフィルタを用いて換気を行う場合、      総合除去効率試験による性能確認を実施する旨追記 4.「Ⅴ 燃料デブリの取出し・廃炉」   -現段階での2号機TIP案内管を活用した炉内調査・温度計設置について新たに記載(添付資料-3)   -原子炉格納容器バウンダリ施工箇所開放時の影響評価に関する説明資料について新たに記載(添付資料-4) 5.「Ⅵ 実施計画の実施に関する理解促進」 6.その他、記載の適正化

別添:「福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 -1 全体工程 1.1 1~4号機の工程 1.2 5・6号機の工程 -2 リスク評価 2.1 リスク評価の考え方 2.2 特定原子力施設の敷地境界及び敷地外への影響評価 2.3 特定原子力施設における主なリスク 2.4 特定原子力施設の今後のリスク低減対策   -1 設計、設備について考慮する事項  1.1 原子炉等の監視  1.2 残留熱の除去  1.3 原子炉格納施設雰囲気の監視等  1.4 不活性雰囲気の維持  1.5 燃料取出し及び取り出した燃料の適切な貯蔵・管理  1.6 電源の確保  1.7 電源喪失に対する設計上の考慮  1.8 放射性固体廃棄物の処理・保管・管理  1.9 放射性液体廃棄物の処理・保管・管理  1.10 放射性気体廃棄物の処理・管理  1.11 放射性物質の放出抑制等による敷地周辺の放射線防護等  1.12 作業者の被ばく線量の管理等  1.13 緊急時対策  1.14 設計上の考慮  -2 特定原子力施設の構造及び設備、工事の計画 2.1 原子炉圧力容器・格納容器注水設備 2.2 原子炉格納容器内窒素封入設備 2.3 使用済燃料プール設備 2.4 原子炉圧力容器・格納容器ホウ酸水注水設備 2.5 汚染水処理設備等 2.6 滞留水を貯留している(滞留している場合を含む)建屋 III 特定原子力施設の保安 第1編(1号炉、2号炉、3号炉及び4号炉に係る保安措置) 第2編(5号炉及び6号炉に係る保安措置) 第3編(保安に係る補足説明)  1 運転管理に係る補足説明 1.1 巡視点検の考え方 1.2 火災への対応 1.3 地震及び津波への対応 1.4 豪雨、台風、竜巻への対応 1.5 5・6号機 滞留水の影響を踏まえた設備の運転管理について 1.6 安全確保等の運転責任者について  2 放射性廃棄物等の管理に係る補足説明 2.1 放射性廃棄物等の管理 2.2 線量評価  3 放射線管理に係る補足説明 3.1 放射線防護及び管理 4 保守管理に係る補足説明 4.1 保全計画策定の考え方 4.2 5・6号機 滞留水の影響を踏まえた設備の保守管理について 別冊集

担当
問い合わせ先原子力規制庁電話:03-3581-3352(代表)東京電力福島第一原子力発電所事故対策室長 金城慎司電話:03-5114-2111(夜間直通)
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