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東京電力ホールディングス(株)から福島第一原子力発電所における運転上の制限の逸脱について報告を受領
ID: NRA078001178
1.東京電力ホールディングス(株)からの報告内容 2.原子力規制委員会の対応 平成31年1月8日午前11時49分頃、福島第一原子力発電所2号機の復水貯水タンク炉注水ポンプ(以下、「CST炉注水ポンプ」という。)の切替操作において、ポンプ2台での運転にした際に、ポンプの吐出圧力が上昇し、ポンプ2台が自動停止しました。 同日午前11時49分に実施計画第1編第18条(原子炉注水系)表18-1で定める運転上の制限「原子炉の冷却に必要な注水量が確保されていること」を満足できないと判断し、運転上の制限逸脱(LCO逸脱)の宣言を行いました。 その後、CST炉注水ポンプ(A)を起動し、必要な注水量が確保されていることを確認したことから、同日11時54分に運転上の制限の逸脱からの復帰を判断しています。 なお、プラントパラメータ、モニタリングポスト、排水路モニタなどには異常がないことを確認しています。 本件に係る報告を受けて、現地駐在の原子力運転検査官が現場確認等を行い、東京電力ホールディングス株式会社が実施計画に従い、必要な措置を適切にとっているかどうかについて確認しております。 原子力規制委員会は、引き続き、東京電力ホールディングス株式会社が行う措置の実施状況等について確認します。 (注)運転上の制限 実施計画において、原子炉の冷却に必要な注水量を確保すること等を定めているものです。これを満足しない状態が発生すると、発電用原子炉設置者は運転上の制限からの逸脱を宣言し、速やかに適正な状態への復旧等の措置を行うことが求められます。 なお、それらの措置を講ずれば、実施計画違反に該当するものではありません。
公開日
2019年01月08日
担当
原子力規制庁
原子力規制部 東京電力福島第一原子力発電所事故対策室 室長:今井 俊博
担当:木下
電話(直通)
03-5114-2120
電話(代表)
03-3581-3352
実用発電用原子炉
東京電力 福島第一原子力発電所1号炉
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