事故・トラブル情報
放射性同位元素等取扱事業所における放射性同位元素の管理区域外への漏えい((株)旭プレシジョン)
ID: NRA052000230
原子力規制委員会は、本日(3日)、株式会社旭プレシジョンから、同社の放射性同位元素等取扱事業所における放射性同位元素の管理区域外への漏えいについて、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律に基づき、原因と対策に係る報告書の提出を受けましたので、公表します。 今後、原子力規制委員会としては、報告を受けた内容を厳格に確認する予定です。
原子力規制委員会は、本日(5日)、平成26年12月24日に連絡を受けた放射性同位元素等取扱事業所における放射性同位元素の管理区域外への漏えいについて、(株)旭プレシジョンから、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律及び同法施行規則に基づき、事故故障等の状況及びそれに対する処置に係る報告書の提出を受けましたので、公表します。 今後、原子力規制委員会としては、(株)旭プレシジョンが行う原因調査及び対策について確認していきます。
原子力規制庁は、平成26年12月24日、(株)旭プレシジョンから、同社の放射性同位元素等取扱事業所おける放射性同位元素の管理区域外への漏えいについて、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律に基づく報告を受けました。 1.(株)旭プレシジョンからの報告内容 (株)旭プレシジョンは、12月17日に原子力規制庁職員が行った立入検査において、「長期間、放射性同位元素による汚染の状況の測定がなされていないことから、大至急、管理区域外も含め汚染の状況の測定を行うこと」との指示を受け、同社の放射性同位元素等取扱事業所(京都市上京区)において汚染の状況の測定を行った。 その結果、12月24日、管理区域出入口付近の管理区域外の通路において、放射性同位元素(ニッケル63、トリチウム)による汚染が確認された。 管理区域外の汚染調査の結果は、 ニッケル63 0.020Bq/cm2(最大値) トリチウム 0.033Bq/cm2(最大値) 同社は、管理区域出入口周辺への立入りを禁止し、今後、放射線業務従事者が立ち寄りそうな場所(トイレ、食堂など)へ汚染調査を拡大することとしている。 2.原子力規制庁の対応 (株)旭プレシジョンが行う汚染調査の状況、非管理区域の除染の状況、原因究明及び再発防止策について確認していきます。